OpenTelemetry とは何か、なぜ注目するべきなのか?

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OpenTelemetry

クラウドコンピューティングやマイクロサービスアーキテクチャ、更に、ますます複雑になりつつあるビジネス要件の台頭により、可観測性へのニーズはこれまで以上に高まっています。可観測性とは、システムの内部状態をその出力を調べることで理解する能力のことです。ソフトウェアの文脈では、メトリクストレース、およびログを含むテレメトリーデータに基づいてシステムの内部状態を理解する能力を意味します。

システムを観測可能にするためには、計装が必要です。つまり、コードはトレース、メトリクス、およびログを出力する必要があります。その上で、計装によって出力されたデータが、Splunk Observability Cloud などの可観測性バックエンドに送信される必要があります。

メトリクストレースログ
問題があるのか?問題はどこにあるのか?問題は何か?

OpenTelemetry は2つの重要な側面を持ちます。

  • プロプライエタリなデータ形式やツールに縛られることなく、自分が生成するデータを自分のものとすることを可能にします。
  • 単一の API と規約を学ぶことを可能にします

この2つが組み合わさることで、チームや組織は今日の現代的なコンピューティングの世界で必要な柔軟性を得ることができます。

可観測性に取りかかるときに考慮すべきことはたくさんありますが、その中でも重要な質問は 「どのようにして可観測性ツールにデータを取り込むのか?」 というものです。OpenTelemetry の業界全体での採用により、これまで以上に簡単に、この質問に答えることができるようになっています。

なぜ注目するべきなのか?

OpenTelemetry は完全にオープンソースで、無料で使用することができます。過去には、監視および可観測性ツールはプロプライエタリなエージェントに大きく依存していました。つまり、追加のツールを設定・変更するために、インフラストラクチャレベルからアプリケーションレベルに至るまで、システム全体で大量の変更が必要になってしまうということです。

OpenTelemetry はベンダーニュートラルであり、可観測性に関わる多くの業界のリーダーによってサポートされています。そのため、利用者はいつでも、わずかな計装に対する変更だけで、サポートされている可観測性ツールを切り替えることができます。これは、どの OpenTelemetry のディストリビューションが使用されているかを問わず真実です。Linux と同様に、さまざまなディストリビューションがあり、設定とアドオンがバンドルされていますが、根本的に、これらはすべてコミュニティ主導の OpenTelemetry プロジェクトに基づいているものなのです。

Splunk は OpenTelemetry に完全にコミットしています。これにより、お客様は、いかなるタイプ、いかなるアーキテクチャ、いかなるソース、いかなる規模感であっても、すべてのデータをリアルタイムに収集し活用することができます。OpenTelemetry は監視のありかたを根本的に変えつつあり、IT チームと DevOps チームがあらゆる疑問やあらゆるアクションに対してデータを活用することを可能にしています。このワークショップ中に、こういった特徴について体験することができるはずです。

OpenTelemetryのロゴ OpenTelemetryのロゴ