OpenTelemetry Collector Contribをインストールする
Collector が動作していることを確認する
これで、Collector が動いているはずです。root権限で systemctl
コマンドを使って、それを確かめてみましょう。
sudo systemctl status otelcol-contrib
● otelcol-contrib.service - OpenTelemetry Collector Contrib
Loaded: loaded (/lib/systemd/system/otelcol-contrib.service; enabled; vendor preset: enabled)
Active: active (running) since Tue 2023-05-16 08:23:23 UTC; 25s ago
Main PID: 1415 (otelcol-contrib)
Tasks: 5 (limit: 1141)
Memory: 22.2M
CPU: 125ms
CGroup: /system.slice/otelcol-contrib.service
└─1415 /usr/bin/otelcol-contrib --config=/etc/otelcol-contrib/config.yaml
May 16 08:23:39 ip-10-0-9-125 otelcol-contrib[1415]: NumberDataPoints #0
May 16 08:23:39 ip-10-0-9-125 otelcol-contrib[1415]: Data point attributes:
May 16 08:23:39 ip-10-0-9-125 otelcol-contrib[1415]: -> exporter: Str(logging)
May 16 08:23:39 ip-10-0-9-125 otelcol-contrib[1415]: -> service_instance_id: Str(df8a57f4-abdc-46b9-a847-acd62db1001f)
May 16 08:23:39 ip-10-0-9-125 otelcol-contrib[1415]: -> service_name: Str(otelcol-contrib)
May 16 08:23:39 ip-10-0-9-125 otelcol-contrib[1415]: -> service_version: Str(0.75.0)
May 16 08:23:39 ip-10-0-9-125 otelcol-contrib[1415]: StartTimestamp: 2023-05-16 08:23:39.006 +0000 UTC
May 16 08:23:39 ip-10-0-9-125 otelcol-contrib[1415]: Timestamp: 2023-05-16 08:23:39.006 +0000 UTC
May 16 08:23:39 ip-10-0-9-125 otelcol-contrib[1415]: Value: 0.000000
May 16 08:23:39 ip-10-0-9-125 otelcol-contrib[1415]: {"kind": "exporter", "data_type": "metrics", "name": "logging"}
systemctl status
コマンドの表示を中止するときは q
キーを押してください。
サービスを停止するときは、 stop
コマンドを使います。
sudo systemctl stop otelcol-contrib
更新した設定ファイルを読み込ませるときは、 restart
コマンドでサービスの再起動をしましょう。
sudo systemctl restart otelcol-contrib
デフォルト設定
OpenTelemetry Collector は YAML ファイルを使って設定をしていきます。これらのファイルには、必要に応じて変更できるデフォルト設定が含まれています。提供されているデフォルト設定を見てみましょう:
cat /etc/otelcol-contrib/config.yaml
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おめでとうございます!OpenTelemetry Collector のダウンロードとインストールに成功しました。あなたは OTel Ninja になる準備ができました。しかしまずは、設定ファイルと OpenTelemetry Collector の異なるディストリビューションについて見ていきましょう。
Splunk は、自社で完全にサポートされた OpenTelemetry Collector のディストリビューションを提供しています。このディストリビューションは、Splunk GitHub Repository からインストールするか、Splunk Observability Cloud のウィザードを使用して、簡単なインストールスクリプトを作成し、コピー&ペーストすることで利用できます。このディストリビューションには、OpenTelemetry Collector Contrib ディストリビューションにはない追加機能や強化が含まれています。
- Splunk の OpenTelemetry Collector ディストリビューションは本番環境でテスト済みであり、多くの顧客が本番環境で使用しています。
- このディストリビューションを使用する顧客は、公式の Splunk サポートから、SLA の範囲内で直接支援を受けることができます。
- メトリクスとトレース収集のコア構成体験に将来的な破壊的変更がないことを心配せずに、Splunk の OpenTelemetry Collector ディストリビューションを使用または移行することができます(OpenTelemetry ログ収集の設定はベータ版です)。Collector 自身のメトリクスに破壊的変更がある可能性はあります。
このセクションでは、ホストメトリクスを Splunk Observability Cloud に送信するために、設定ファイルの各セクションを詳しく見ていき、変更する方法について説明します。