OpenTelemetry Collector レシーバー

その他のレシーバー

デフォルトの設定には、他のレシーバーがあることに気づくはずです。 otlpopencensusjaegerzipkin が定義されています。これらは他のソースからテレメトリーデータを受信するために使われます。このワークショップでは、これらのレシーバーについては取り上げませんので、そのままにしておきましょう。


dockerコンテナ、kubernetesポッド、sshセッションのような短時間のタスクを観測するために、receiver creator レシーバーと observer エクステンションを使って、対象のサービスが起動するタイミングで新しいレシーバーを作成することができます。

何が必要なの?

receiver creator とそれに関連する observer エクステンションの使用を開始するには、collector build manifest に追加する必要があります。

詳細は installation を参照してください。

注意事項はある?

短命なタスクの中には、usernamepassword のような追加設定を必要とするものがあります。それらの値は環境変数 を参照したり、 ${file:./path/to/database/password} のようなスキーム展開構文を使うこともできます。

組織における機密情報の取り扱い規定に従って、どのような方法を取るかを検討してください。

Ninja ゾーン

この Ninja ゾーンに必要なものは2つだけです:

  1. builder manifestに、 receiver creator レシーバーと observer エクステンションを追加する
  2. 検出されたエンドポイントを検出するように、設定を作成する

次のようにすると、設定をテンプレート化できます:

receiver_creator:
  watch_observers: [host_observer]
  receivers:
    redis:
      rule: type == "port" && port == 6379
      config:
        password: ${env:HOST_REDIS_PASSWORD}

他の例は receiver creator’s examples にあります。


設定を確認しましょう

これで、レシーバーをカバーできました。ここで、設定のの変更内容をチェックしてみましょう。


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extensions:
  health_check:
    endpoint: 0.0.0.0:13133
  pprof:
    endpoint: 0.0.0.0:1777
  zpages:
    endpoint: 0.0.0.0:55679

receivers:
  hostmetrics:
    collection_interval: 10s
    scrapers:
      # CPU utilization metrics
      cpu:
      # Disk I/O metrics
      disk:
      # File System utilization metrics
      filesystem:
      # Memory utilization metrics
      memory:
      # Network interface I/O metrics & TCP connection metrics
      network:
      # CPU load metrics
      load:
      # Paging/Swap space utilization and I/O metrics
      paging:
      # Process count metrics
      processes:
      # Per process CPU, Memory and Disk I/O metrics. Disabled by default.
      # process:
  otlp:
    protocols:
      grpc:
      http:

  opencensus:

  # Collect own metrics
  prometheus/internal:
    config:
      scrape_configs:
      - job_name: 'otel-collector'
        scrape_interval: 10s
        static_configs:
        - targets: ['0.0.0.0:8888']

  jaeger:
    protocols:
      grpc:
      thrift_binary:
      thrift_compact:
      thrift_http:

  zipkin:

processors:
  batch:

exporters:
  logging:
    verbosity: detailed

service:

  pipelines:

    traces:
      receivers: [otlp, opencensus, jaeger, zipkin]
      processors: [batch]
      exporters: [logging]

    metrics:
      receivers: [otlp, opencensus, prometheus/internal]
      processors: [batch]
      exporters: [logging]

  extensions: [health_check, pprof, zpages]

これで、レシーバーを通して OpenTelemetry Collector にデータがどのように取り込まれるかを確認しました。次に、コレクターが受信したデータをどのように処理するかを見てみましょう。

警告

ここではコレクターを再起動しないでください/etc/otelcol-contrib/config.yaml の変更はまだ完了していません。